谷津船橋ICが平成23年度開通見通しです

習志野市と船橋市の東京湾岸地域は、国道357号、国道14号、東関東自動車道、京葉道路、県道船橋我孫子線が交錯し、慢性的な交通渋滞を引き起こしています。特に、国道357号と県道が交差する船橋市の若松交差点では、渋滞だけでなく歩行者や自転車が歩道のないところを横断するため、非常に危険な状況になっています。

このため、渋滞や危険を解消する目的で、現在、東関道谷津船橋インターチェンジ(IC)の新設と若松交差点付近の国道・県道の一体整備が進められています。一体整備は、3ヵ所で同時に進められており、平成23年度開通を目指していますが、まず第1は、東関道へのICの新設です。これは、東京方面へのいわゆるハーフインターと呼ばれるICで、湾岸道路(国道357号)から東京方面へ向かう場合、高速へ乗り入れることができ、東京方面から東関道を千葉方面へ向かう場合、同ICで一般道へ降りることができます。

第2は、この谷津船橋ICの取り付け部近くに位置する若松交差点の改良工事で、交差点の形状改良と横断歩道橋が設置されます。さらに、第3の一体整備として、若松交差点に接続する県道船橋我孫子線が同交差点から京葉道路までの区間で4車線化されるため、同交差点付近の渋滞が大幅に緩和されるものとみられます。これによって、東京方面から来て高速を降り、我孫子や柏市方面に向かう場合、利便性が増すばかりか、湾岸道路の渋滞解消につながることが期待されています。

5月の臨時県議会でも、総額528億円余りの補正予算を組み、その中で食品や輸出用工業製品の放射性物質分析機器の設置などとあわせ、放射性物質の総合監視体制を整備し、放射能に対する県民の不安解消に努めてきたところです。柏市など東葛地域の6市で、県が6月初めに実施した校庭などの放射線量の調査によると、年間換算すると、文科省が目標とする1ミリシーベルト以下を15地点で上回ったことが明らかにされました。

しかし、柏市松葉町の公園で測定された1時間あたり0.54マイクロシーベルトは、単純に年間換算すると2.84ミリシーベルトにあたり、目標値を上回りますが、県大気保全課でも「国の暫定基準値である年間20ミリシーベルトは下回っており、早急な対策が必要とは考えていない」としています。

また、放射能の専門家によれば、人類は宇宙や土壌にもともと存在する放射性物質などによる自然放射能により、年間平均2.4ミリシーベルト程度は被ばくしているとされています。現実に、中国やインドなどでは自然放射能が非常に高い地域もあり、中には年間10ミリシーベルトに及ぶ地域のあることが知られていますが、こうした地域でも特に人の健康問題が発生しているわけではないようです。従って、今後も行政機関による科学的な検証は必要ですが、過剰に敏感になることはないのでは、と思います。県議会としても、しっかりと検証してまいります。






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