柏市から2番目の警察署新設要望
東葛地区各市選出の県議会議員とそれぞれの市行政担当者との懇談会が、このほど開かれ、私の地元の柏市からは、市内に2番目の警察署の新設要望が出されました。市民の安全・安心を担保し、多発する犯罪から市民生活を守るためには、私も警察署の新設は喫緊の課題だと認識しています。千葉県の財政状況は決して豊かではありませんが、この要望を真摯に受け止め、実現に向けて精いっぱい頑張っていくつもりです。
行政課題として、柏市から提出されたのは「柏警察署の分割による警察署の新設について」の要望です。柏市内における刑法犯の認知件数は、平成14年に過去最高を記録して以来、年々減少してきてはいます。減ったといっても、昨年も年間5千件を下回った程度で、まだまだ市民生活が安全・安心とはとても言い難い状況です。特に、市民の身近で発生している窃盗犯は、依然として全体の8割を占め、自転車盗や忍び込みの発生件数は、平成22年より増加傾向にあるばかりか、車上狙い、空き巣などの犯罪も多発しています。
これに対し、柏署管内の人口はすでに40万人を超え、警察署1署当たりの業務負担は大きく、刑法犯認知件数と交通事故件数はいずれも県下1位という状況です。柏市は平成20年に中核市へ移行しましたが、同じ中核市の船橋市、松戸市、市川市は、すでに2署体制で警察署が設置されています。この要望を受け、私も積極的な推進を図ってまいります。