不登校対策支援チームが発足
新年度がスタートして、早くも1ヵ月が過ぎました。5月の連休が終わると、学校でも職場でも一時的に意欲が低下する、俗にいう「5月病」にかかる子どもたちや若者が増えるかもしれません。そんな時は、最初の気持ちを取り戻し、連休明けから新鮮な気分で再スタートしてもらいたいと思います。
ところで、皆さんはご存知でしょうか。千葉県の公立小・中学校の不登校の児童・生徒数が、平成25年度から4年連続して増加しており、特に公立小学校の不登校児童数は過去最多を記録し、不登校の低年齢化が心配されています。平成28年度のデータでは、不登校の生徒数は、小学校で1,456人、中学校で4,191人という数字が報告されています。何もこれは千葉県だけではありません。全国的にも同じような状況で、好ましからざる社会現象と言えるかもしれません。
このため千葉県教育委員会では、今年の新学期に入ってから、児童・生徒の不登校に対し、専門的に対応する「不登校対策支援チーム」を発足させました。この支援チームは、福祉面からサポートするスクールソーシャルワーカー(社会福祉士)と、心理分析が専門のスクールカウンセラー、小中高校で校長を務めた元教員、県教委職員の4者で構成。千葉市稲毛区にある「県子どもと親のサポートセンター」を拠点に、不登校に悩む家庭や学校を対象に支援活動に取り組むことにしています。
私たち県議会でも、不登校児童・生徒を受け入れるフリースクール団体を支援するため、2月県議会の最終日に超党派議員による「フリースクール等教育機会確保議員連盟」を発足させ、私も会員の一人として改めて不登校問題に真剣に取り組ませていただくことになりました。