令和2年2月 県議会リポート

新型コロナウイルスに対して県政でも万全の対策をたてて取り組んでまいります

ご挨拶

 今年の冬は暖冬だとはいえ、厳しい寒さが続きますが皆さま如何お過ごしでしょうか。
 千葉県も、昨年は台風、豪雨と大きな災害に遭遇し、尊い人命が失われて家屋損壊被害等、未だに困難な生活を強いられており心苦しいことであります。千葉県も復旧復興対策本部を設置し一部損壊住宅への支援、被災者の生活再建、農林魚業者や中小企業の再開に向けた支援、インフラや学校施設の復旧等のため、12月議会で498億余円の補正予算を組み、各部横断的に支援対策に取り組んでいるところであります。
 しかしながら、今年も昨年暮れから新型コロナウイルスが中国武漢から発生し世界的に感染の広がりがみられ、国でも指定感染症に指定し、世界保健機構や米国の疾病対策センターの資料を基に重症化率25パーセント、死亡率4パーセントとする評価を発表しました。千葉県も市町村向けの説明会を開催し危機的な状況だと警戒を呼び掛け大変な状況となっています。
 このことは、健康面の危機ばかりではなく人の移動も抑制され経済的にも大きな影響が表れています。県議会と致しましても、県民の安全・安心を守るため今議会で政府に対し意見書提出することとなっています。また、県政でも万全の対策たてて取り組んでいく所存でありますので、皆様も日常生活には十分注意をしてお過ごしください。

浜田ほづみ

新型コロナウイルス「COVID-19」について

 新型のコロナウイルスは、 肺炎など非常に重い症状を起こすタイプで、中国で発見され感染が拡大し多数の死者が出ており、世界に拡散され地球規模の大変な問題となってきました。この、新型のコロナウイルスは発見されて間もないため、どのような特徴があるのか詳しくは解っていないようであります。
 インフルエンザ等とも似た一般的な症状であるため、自身が感染したとしても判断するのとは困難なようです。厚生労働省によりますと新型コロナウイルスの潜伏期間は14日程度と判断しています。日本国内で感染が確認された患者について、倦怠感が強く、一週間熱が続くなど、通常の風邪やインフルエンザよりも症状が長く続いたと、実際に治療した医師が明らかにしています。
 政府は、1月28日指定感染症とすることを閣議決定しました。医師が感染と判断すると指定医療機関に入院することになり、感染者が拒否しても強制入院させられることとなり、入院費用の自己負担分は公費で賄われます。
 2月11日WHO世界保健機構は、新型コロナウイルスを「COVID-19」と名付け、テドロス事務局長はワクチンの開発には18ヶ月かかるとの見通し示しました。

新型肺炎千葉県内11病院を指定

松戸市立総合医療センター 
船橋中央病院 
東京ベイ・浦安市川医療センター 
千葉市立青葉病院 
千葉大学医学部付属病院 
成田赤十字病院 
高根病院 
夷隅医療センター 
国保旭中央病院 
南房総市立富山国保病院 
君津中央病院

但し、多大に感染者が出てきた場合に、暫定的な措置で条件が整った一般病院にも入院可能とせざるをえない場合も出てくることが予想されます。

千葉県としては「健康危機管理対策本部」会議を適宜開催

①相談体制の拡充 帰国者・接触者相談センターの新規開設、県及び保健所設置自治体(柏市、千葉市、船橋市)に於いて開設しています。
②医療体制の整備 「帰国者・接触者外来」を新規に二次医療圏に一か所開設し以上確保しています。
③検査体制の確保 千葉県衛生研究所に於いて検査体制を確保しています。
④県民への情報提供の充実 新設・拡充する相談体制の周知。ホームページ等を介した県民への注意喚起。相談対応の蓄積を活かしたQ&Aの充実。
⑤その他 健康危機管理対策専門委員会専門部会の開催。市町村担当者説明会の開催。保健所設置市(千葉市、船橋市、柏市)との調整。

感染症対策を確実に実行しましょう

■手洗いは手首を含め丁寧に時間をかけて実行しましょう。
■マスクの着用は鼻と口を隙間がないようにしっかり着用しましょう。
■なるべく人混みの所へは行かないようにしましょう。

7月4日 柏市と我孫子市に聖火ランナー

 しょうなん道の駅からスタートし我孫子市手賀沼公園までと柏の葉公園内を走ります。
スタート時間等については左記案内図の通りです。
 東京オリンピック聖火リレーは、令和2年3月2日に福島県をスタートし全国を巡回して、千葉県では7月2日から3日、4日の三日間で実施され258人・組の聖火ランナーが走ります。
 千葉県が推薦したランナーの内、1月22日付けで組織委員会から選考された内訳は、単独走行ランナー74人とグループで走行するランナー1組10人で残りのランナーについても選定され次第公表致します。
 国籍、障害の有無、性別、年齢のバランスに配慮しながら、スポーツや街づくり、震災復興など地域で活動している人を中心に幅広い分野から選考し、最年少12歳、最高齢93歳を選考しています。グループランナーとして東日本大震災で津波被害を受けた旭市飯岡地区の飯岡中学校の卒業生と在校生を選考しています。

柏駅のホームドア整備進行中

 JR東日本では、お客様と列車との接触や線路への転落防止対策として、山手線や京浜東北、根岸線へのホームドアの導入を推進してきましたが、今回更に安全性向上に向け、東京圏にホームドアの整備促進を図ることになり乗降10万人以上の駅等を優先し、国および地方公共団体の協力の進めていくとなっています。これまで、70駅のホームドアの整備を計画し、既に32駅の整備を進めてきました。
 今後、整備対象駅を拡大すると共に整備のベースアップを図り、現時点から概ね15年程度で東京圏在来線の主要路線全駅330駅に整備していくこととしています。2020 年度第 2 四半期以降、2032 年度末頃までに整備する駅2020 年度第 1 四半期までに整備する 62駅の他、2032 年度末頃までに東京圏在来線の主要路線 268 駅を整備します。
 なお、駅の乗降人員や車両の扉位置などを考慮し、2025 年度末までに、以下線区のうち 120 駅程度を整備します。ちなみに、柏駅の一日の利用者数は、2018年度で約252,552人となっています。

柏駅のホームドア整備進行中

2021年9月完成の見込みです。(2019年5月18日着工)


2020年2月県議会リポート紙面版