新年度県予算で柏地域の安全・安心が前進します

2月県議会が開会中です。2月17日に開会し、3月16日までのほぼ1ヵ月間の開催となります。ご承知のように、2月議会は新年度予算案の審議が主な議題で、地域にとっても重要な予算案が多く含まれています。

平成24年度の千葉県の一般会計当初予算案は、実質的には過去最大規模となる1兆6001億円となり、前年度の当初予算と比べて2・6%の伸び率で、2年連続のプラス編成となりました。もちろん震災関連も218億円が計上され、放射能対策などが進むことになります。ちょっと紹介しますと、東日本大震災が発生してその必要性がはっきり指摘されてきたのが、災害対策本部の専用室です。現在、全国の都道府県の中でこの専用室がないのが、千葉県をはじめ1府6県だけです。

そこで、新年度予算では(仮称)危機管理防災センターの設置に向けて2億3千万円余りの予算が組まれました。来年4月開設予定で、県庁内に災害対策本部専用のオペレーションルーム等を整備し、常時災害に即応できるよう通信関連設備が1ヵ所に整えられることになりました。

また、地域の安全・安心を確保するため、ひったくりなどの街頭犯罪の多い都市部を中心に昨年7月から「地域安全パトロール隊」が配置されていますが、新年度も約4億円の経費が計上され、同事業が継続されることになりました。もちろん柏警察署管内も対象です。さらに、柏の葉駅前には、本年10月を目途に「柏の葉キャンパス交番」が新たに開設されます。

ほかにも、現在県内に12台が配置されている県警の移動交番車ですが、新年度予算で柏警察署に2台目の移動交番車が配備されることになりました。この2台が連携し、効率的に運用されることで、犯罪抑止効果が一層高まり、住民の皆さんの安全・安心が図られることと思います。