ごみ焼却灰問題について
12月県議会は、ただ今開会中ですが、衆議院の総選挙ともかち合ってしまったため、閉会日は当初の予定より繰り上がって、今月11日になりました。私たち県議会議員にとっても、選挙への関心は高いのですが、選挙期間中でもあり、選挙の話はここでは控えたいと思います。
県議会では、今年度の補正予算案、各種条例案など30議案が提案され、今日5日まで本会議場での質疑並びに一般質問が行われました。私は9月議会で一般質問をしたばかりですので、今回は登壇の機会を同僚議員に譲りました。わが党の代表質問でも触れていましたが、柏市に関連する問題では、放射性物質を含んだごみ焼却灰等の一時保管についての質疑がありましたので、ご紹介したいと思います。
柏市など4市1組合の焼却灰の保管場所については、手賀沼流域下水道終末処理場に一時保管する県の方針がすでに決まっていますが、近隣住民などから放射能汚染廃棄物が保管されることへの安全性の不安が問題提起されていることはご承知のとおりと思います。
わが党の、安全対策についての質問に対し、千葉県の坂本副知事は、法律に基づく安全基準や指定廃棄物ガイドラインに従って安全対策を実施していくとし、具体的には「飛散・流出を防止するため、焼却灰を耐久性・耐水性の高い容器に入れて、丈夫で、かつ、下に遮水シートを敷いたコンクリート床の施設の中で保管し、保管区域外へ放射線が漏れ出すことを防止することを目的に、施設の周辺に大型土のうを設置する」となどと答弁していました。
また、県は保管区域内では毎日、周辺地域でも週1回は空間放射線量を測定・確認し、その結果を公表することにしています。その他、除染に関するさまざまな課題についても、国から明確な方針が示されていないことから、除染費用に対する補助制度など、県として全国知事会などを通じて、引き続き国へ強く要望していくことにしています。