私学助成やインフラ整備で地域活性化へ

6月定例県議会は、6月27日までに常任委員会審議も終わり、7月2日には閉会します。今議会では、平成25年度一般会計へ総額約1067億円を追加する補正予算案が提案されていました。柏市に関連する直近の動きをご報告いたします。

★私学助成はようやく「全国並み」へ
先月もお伝えしたように、いわゆる私学助成では、本年度、国の標準単価に上乗せする県単独の補助単価を1人当たり高校で1000円。幼稚園で700円上乗せし、私立学校の経常費として高校で、年間32万8200円余り、幼稚園では17万6100円が補助されることになりました。これは全国の都道府県の平均と比べ、ほぼ全国並みの水準になったと評価されるものです。

★柏都計道路3・3・2号の着工
柏地域の道路網整備については、柏都市計画道路の3・3・2号は、柏市箕輪から柏市青葉台を結ぶ都市計画道路ですが、今回は、大津ヶ丘4丁目に隣接する塚崎付近から大津川を越えて増尾の松山ゴルフコース付近の市道へ接続する延長833メートル、幅員25メートルの道路で、事業期間を平成25年度から31年度までとし、国の事業認可が下りました。この事業は、沼南町時代からの懸案で、これによって増尾、逆井地区への交通の利便性が増すことになります。

★柏市沼南中央区画整理事業の着工
この事業は、国道16号沿いの大島田から若白毛にまたがる46.2ヘクタールの地域で、地権者が主体の組合施行により実施されます。すでに起工式も終了し、工事が着々と進展しており、平成28年春の完成を目指しています。商業地域、準工業地域もあり、企業誘致も順調に推移しています。平成27年末には、大型商業施設のイトーヨーカ堂アリオがオープンする予定です。これは、昭南町時代からの懸案であり、この区画整理事業によって生活の利便性が高まることはもとより、雇用の創出など地域の活性化が図られることになります。