新年度政府予算とテロ対策訓練

新年明けまして、おめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になり、また、私の議会活動に温かいご理解とご支援をいただきましたことに、厚くお礼申し上げます。

さて、1月最初の私の県政報告は、はじめに新年度の政府予算案における千葉県関連の予算措置状況についてご報告します。

まず、政府予算案の措置状況ですが、千葉県関連での最重要事項は、懸案となっている圏央道について「効果的な物流ネットワークの強化事業」の一環で、2283億円の予算配分が決定しました。また、整備促進を図るため、1兆5千億円の新規の財政投融資の活用も決まりました。

これに伴って、県内区間で唯一未整備だった圏央道の大栄・横芝間の供用開始が、初めて平成36年度との見通しが明らかにされました。1日も早く完成・供用されるよう、県議会としても全面的にバックアップしてまいります。

また、成田空港関連では、庁舎耐震対策とターミナルビルの利便性向上のため、国の直轄事業として52億円が計上されました。増加し続ける訪日外国人旅行者への対応や、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、成田空港の更なる機能拡充が図られることを期待しております。

次に、化学剤(サリン)などを使ったテロ対策訓練が実施されます。このテロ対策等の協働実働訓練は、正式には「千葉県国民保護共同実働訓練」と、かなりお堅い名称ですが、訓練は、今年1月24日(水)午前10時から幕張メッセで行なわれます。

テロ等の災害が発生し場合に備え、避難・救助活動を実践的に実施することが目的で、千葉大付属病院や県救急医療センターなども参加し、化学剤などが散布され、多数の死傷者が発生したことなどを想定して行なわれます。

訓練には、千葉県だけでなく、内閣府、自衛隊、医療機関など約50機関、千人もの参加者が予定されおり、かつてない大規模な訓練となりそうです。備えあれば憂いなし、でしょうか。