児童虐待防止条例の改正案を提案へ
9月に入り、まだ日中は夏の暑さが残りますが、朝夕の気温は大分涼しくなってまいりました。子供たちも新学期が始まり、元気に登校していることと思います。私たち議員も、9月からは年度後半の議会活動が待っています。しっかりと充実した仕事をしてまいりたいと思います。
本日の県政報告は、9月13日から開会予定の9月定例議会で、われわれ自民党千葉県連として「千葉県子どもを虐待から守る条例」の改正案を、議員発議案として提案しようとすることについてご報告します。
そもそも、同条例は自民党の提案により県議会で成立した条例ですが、昨年1月に野田市で発生した女児虐待死事件から、全国的に児童虐待が社会問題化しており、国も児童虐待防止法を改正し、「しつけに際しての体罰の禁止」を条文に盛り込み、公布しました(施行日は来年4月1日)。
また、野田市の事件だけでなく、東京都目黒区で発生した4歳女児の虐待死事案も、メディアで大きく報道され、食事を与えないなどという虐待ぶりが社会に深刻な衝撃を与えています。
そこで、わが千葉県議会でも法的側面から児童虐待防止対策の充実・強化を図るため、第三者検証委員会の報告を待たず、現時点で明らかになっている課題、法律改正を踏まえて、今できる条例改正をスピード感をもって実施することにしたものです。
この条例改正は、私も加わっている自民党県連の政調会に設置された児童虐待防止対策プロジェクトチームとして検討を進めてまいりました。
改正のポイントは、保護者のしつけによる体罰の禁止を明記した点が第一で、そのほか「関係機関等」の定義に「警察」を明記したこと、自民党の申し入れをベースに条例を補足することの附帯決議をつけていることなどです。
私たち自民党県連は、県当局の対応を待たず、時代の変化に適切に対応するため、自ら条例改正を実施しようとするもので、引き続き県民の視点に立って政策立案を進めてまいります。