獣医師連盟と獣医療問題で意見交換
今年の7月は「危険な暑さ」と言われる異常気象に襲われ、8月に入ってもまだまだ猛暑が続くのではないでしょうか。熱中症で亡くなる方や病院に搬送される方も多く、日本中がちょっとした「猛暑パニック」に陥っているようです。皆さんもこの暑さを侮らず、健康管理に十分ご留意ください。
今回、私が県政報告の一環としてお知らせしたいのは、千葉県獣医師連盟と私も参加している県議会の自民党獣医療対策議員連盟との情報交換会についてです。情報交換会はさる6月21日に千葉市内で開かれ、獣医師連盟側からは市川会長らが出席し、当面の獣医療問題などを話し合いました。
その中で、少子高齢化が進展する中、人と動物の関わり方が変わってきており、獣医師の役割も単なる動物への診療行為だけにとどまらず、高齢者を中心とした人の福祉問題としての取り組みが求められているとのことに、私も認識を新たにしました。
獣医師会には、一人暮らしの高齢者から、「寂しいので犬を飼いたいが、もし自分が先立った場合を考えると、躊躇してしまう」などの相談が寄せられ、「人と犬との老々介護」など、まさに今日的な問題に心を痛めることもあるようです。
また、災害発生時に飼い主の特定を容易にする犬猫への「マイクロチップの装着」や、子どもたちを犯罪から守る愛犬家による「わんわんパトロール」への取り組みなど、時代とともに獣医師会の仕事も変化していることを痛感させられました。