第3次観光推進基本計画を策定

平成最後の正月を迎えました。明けましておめでとうございます。間もなく新元号も変わりますが、平成という一つの時代に区切りがつき、これから新時代の幕開けです。私もこれまで以上に張り切って、県政の発展に努めていきたいと気持ちを新たにしているところです。

ところで、森田知事は12月11日、県議会における超党派の観光推進議員連盟に対し、「第3次観光立県ちば推進基本計画」の策定を明らかにしました。現在の第2次基本計画(平成26年~30年度)が本年度で終了することから、これを受けて新たに第3次として、千葉県の観光振興の基本計画をまとめたものです。

一方、観光庁は12月18日、今年日本を訪れた外国人旅行客数が初めて3千万人を突破したことを記念して、関西空港で記念式典を開きました。今年の最終的な訪日客数は3100万人に達する見込みです。

この、いわゆるインバウンド効果は、日本経済にとって一つのカンフル剤となっています。アベノミクスにとって重要な経済政策の柱でもあり、政府は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、訪日客数を4千万人という目標を掲げ、取り組みをさらに加速させる考えです。

千葉県の第3次基本計画は、こうした背景から急増する外国人観光客への対応策などを中心にまとめ、今年から2023年までの5年間を計画期間としています。計画のポイントは①滞在型観光まちづくりによるリピーターの確保②東京オリ・パラの開催効果の活用③立地優位性を活用した国内外へのプロモーションの展開④観光ポテンシャルの磨き上げ、の4点を掲げています。県議会も、側面から千葉県の観光振興を支援してまいる考えです。